管理番号 | D009 |
書誌番号 | R914.6/ハヤ |
資料所蔵機関の名称 | 尾道市立中央図書館 |
書名 | 林芙美子直筆草稿・読書遍歴 |
書名(ヨミ) | ハヤシフミコジキヒツソウコウ・ドクショヘンレキ |
発行 | |
刊年・作成年(和暦/西暦) | 昭和21年/1946年(執筆) |
形態 | 原稿 |
資料サイズ 縦×横(cm) | 26×36 |
内容 |
昭和22(1947)年1月、『新潮』1月号に掲載された「読書遍歴」の草稿。林芙美子が自身の読書遍歴や文学観を述べており、戦後の芙美子の文学観を見ることができる。 ※1頁目のみ、文字が判読しづらいため以下に本文を記載しています。※ 一連の議論を讀んだり、拝聴すると云うこ とは仲々難物だ。私にはとくに辛いことだ。 とくに、讀書界にとって、最も名誉ある作 品と云ったものを好まない。そんな旗じるし を立てた作品を読んで、うとうとと眠気をも ようす事は閉口である。観測的な、ものほし 気な読書に時間をつぶす事はなほさらさらたまら ない。私の読書はいたってうつり気だ。 昨日は荷風の「アメリカ物語」に溺れ、今日はモ オパッサンの「脂肪の塊」にうつつをぬかしてし まう。この二人の嘲世(シニック)的作家にありったけの 花束をささげたくなる。結局、その人らしい生粋な作品と 云うものは、有難い。日本人生粋 (以降のページは内容が読み取れるため、割愛します) |
注記 | |
分類 | 914.6 |
文書種別 | 郷土資料 |