向東小学校PTA読書サークル「あひる文庫」さんが、
文部科学大臣表彰を受けました!
36年間にわたり、地域に根ざした読書推進活動をおこなってきた「あひる文庫」が、平成31年度子どもの読書活動優秀実践団体・広島県代表に選ばれ、文部科学大臣表彰を受けました。
去る4月23日、国立オリンピック記念青少年センターでおこなわれた表彰式には、22年前から活動を続けてきたメンバーの掛谷節子さんが出席。仲間たちの待つ向島へと表彰状を持ち帰りました。
「あひる文庫」は、昭和57年(1982年)に結成。保育所、幼稚園、小学校、中学校、子育てサロン、高齢者施設などで、おはなし会をおこなってきました。向島子ども図書館では、開館当初からおはなし会を担当し、今年で10年を迎えました。おはなしは絵本だけではなく、地域に伝わるむかしばなしなどを題材にした「大型紙芝居」の創作にも取り組み、その数は30作品以上にものぼります。
「おはなし」で地域の子どもたちを育んできた36年の活動が、今回の表彰に結びつきました。
「つながりのある子どもたちは、高校生になっても、大人になっても、町で出会った時などにあいさつしてくれて、話もして、時には相談事を持ち込む子もいます」(向島子ども図書館開館記念文集『わたしば』より)
子どもの頃、おはなしを読んでもらったという若手メンバーが、ともに活動するようになり、世代を越えた活動の広がりをみせています。