10月6日(土) 第4回「文化講座」を開催しました。
今回は、笠岡市立竹喬(ちっきょう)美術館館長の
上薗四郎様にお越しいただき、
「森谷南人子の多彩な画業―日本画・油彩画・木版画・デザイン―」と
題した講演をしていただきました。
笠岡に生まれ、1920(大正9)年より31歳から尾道を生涯の住居とした
南人子は、日本画を出発点に、国内だけではなく海外からも様々な技法を
積極的に取り入れ様々な技法を常に活用した画家でした。
講座では、上薗館長が直に整理した新たな南人子の作品をスライドで実際に鑑賞しました。南人子の作品には人の営みを感じさせる柔らかい空気を描いたものや、印象派を感じさせる非日常的な作品も存在します。
その多彩な表現方法を年代を追いその背景と共に、尾道に住居しながらも全国区で活躍を続けた南人子の画業を知る事が出来ました。
次回の「文化講座」は10月13日(土)です。
第5回は尾道市企画財政部文化振興課 主任 西井亨様から
「古地図からみた尾道の歴史―図書館資料をもとに―」と題して
講演をしていただきます。
事前の申込みは不要です。
皆様のご参加をお待ちしております。